ダクト換気扇吸込みテスト

浴室とトイレを同時に換気していた2部屋用ダクト換気扇が「キュルキュル」と音がしてから急に動かなくなって故障したため取替工事のご依頼で堺市東区U様邸にお伺いしてきました。

取付けてあったのが初年度発売1988年の東芝DVP-14FQですので約28年ほど経過した換気扇です。10年位前に一度調子が悪くなりメーカーに見てもらったことがあるとのことでしたが作業内容までは記憶がないとのことです。

湿気のある浴室での換気は使用頻度も必然と多くなるため通常では10年ほどが限界です。
「今、回っているのになんで?」と思われるでしょうが経年劣化すると新品と比べて能力が実際の能力の半分ほどかそれ以下になることが多く換気にかかる時間も余計にかかることになるからです。

その証拠に取替えた直後、ファンが回る音を聞かれたお客様は「回っているの?」「ムチャクチャ静かになったわ」などとほとんど同じ感想をいただきますが、長年使用しているうちにファンにホコリが付着してそのホコリが固着するとモーターの負担となりファンの音もしだいに大きくなって能力も半減すると言う理由です。

このホコリもファンだけに留まらずダクト内部にまでホコリを溜めて、より換気能力を減衰させるからなんですよ。

通常ではあり得ないほど長期間使用されていましたが扇風機と併用で浴室の湿気を取り除いていたご様子からすると実際は換気能力が無かったのではないかと思います。

施工地域:堺市東区U様邸【分譲マンション】
工事内容:浴室/トイレ2部屋用換気扇取替工事 / アルミダクト交換
故障品番:東芝DVP-14FQ(埋込寸法225mm角・適合パイプΦ100mm)
交換機種:東芝DVP-T14CLQ 定価¥24,516円(税込)

 

東芝DVP-14FQ故障

初年度発売が1988年なので約28年ほど経過して故障した東芝DVP-14FQです。
錆、ホコリの固着が目立ちます。

 

2部屋換気用ダクト換気扇ダクト説明

左側はトイレ、本体で浴室の湿気を同時に吸込み右側の排気ダクトで外部に排出します。
湿気が多い場所では鋼板ボディはあまりお勧めできません。

 

アルミダクト内部に固着したホコリ

長年使っているうちにダクト内部にもこれだけのホコリが固着しているので排気の妨げにもなり換気能力も激減します。

 

アルミダクト亀裂箇所

普段通りダクト内部のホコリを全部掻きだして掃除したとこまではよかったのですが、よく見てみると至るところに亀裂箇所があり補修しても応急的なことになるので今回はダクト交換を提案させていただきました。

ダクト全体がザラザラでツヤ消しのようになっているのがアルミの錆です。
このような状態になっているときはかなり腐食が進んでいるので修理では対応せずに交換した方がいいでしょう。

 

東芝DVP-T14CLQに取替え後

排気側ダクトを交換してから向きを替えて東芝DVP-T14CLQ(プラスチックボディ)に取替えています。

 

ダクト換気扇吸込みテスト

テッシュで吸込みテストを行ない完了です。
当店に、ご依頼いただき誠にありがとうございました。