現在使用しているエコキュートが故障したため奈良県天理市のI様より買い替えのご相談をいただき調査にお伺いしてきました。
状況は10年ほど前に設置したサンヨーSHP-T37C(タンク容量370L)のエコキュートから生温いお湯しか出てこなくなったためメーカーの出張修理で見てもらったところヒートポンプの故障で交換するにもメーカーには供給する商品が存在しないので修理出来ないとの結果でした。
買い替えにあたり全く同じ370Lのタンク容量でパナソニックのエコキュートを選定しましたが、故障しているサンヨーSHP-T37Cの貯湯タンクの大きさが実に中途半端な寸法で薄型、標準型どちらの貯湯タンクでも現在の場所には入りません。
そこでI様とご相談の結果、現在の場所から貯湯タンクとヒートポンプをそれぞれ別の場所に移設して据え付けることにしました。
施工地域:奈良県天理市I様邸【戸建住宅】
工事内容:エコキュート取替工事
商 品:パナソニックエコキュートHE-S37GQCS 標準型370L
(コミュニケーションリモコン仕様)
故障したエコキュートの貯湯タンクに入っている水を抜き配管と電気配線を切り離して搬出の準備をします。
お隣との境界のフェンスを外し貯湯タンクとヒートポンプをそれぞれ搬出しました。
ヒートポンプと貯湯タンクを接続している銅配管がボロボロに腐食して剥がれた落ちた金属が熱交換部分を詰まらせて正常に熱交換しなかったため生温いお湯しか作れなかったのではないかと考られます。
被覆しているポリエリレンが破れて銅管に雨水が浸透して腐食したものと考えられますが、何故このようになったか?までは特定出来ませんでした。
ユニットバスのエプロンを外して既設のふろ配管、浴室リモコンを撤去します。
浴槽のふろアダプターも取替えて行戻り配管の接続を行ないます。
型紙を敷いて貯湯タンクを固定するアンカーを打ちました。
通風口から床下を通して給水、給湯、ふろ行戻り、ヒートポンプ~貯湯タンク配管、リモコン線、電源線、アース線を入れていきます。
通風口からの配管を非常に狭い床下に潜り込み接続場所までそれぞれに配管をもっていきます。
通風口から出ているのがヒートポンプと接続する配管です。
貯湯タンク側にそれぞれの配管を接続していきます。
ヒートポンプの配管を接続しました。貯湯タンクを撤去したので向こうまで見えてスッキリしましたよ。
試運転を行い脚部化粧カバーを取付けて完了しました。
今回の工事では既設配管を利用せず新しい配管に全て改修しているので今後は安心してお使い頂けると思います。設置後、問題なく快適にお使いいただているとのご丁寧なご連絡をいただきお客樣には感謝しております。
ご依頼いただき誠にありがとうございました。
当店では、お客樣に合ったより良い工事のご提案をさせていただき丁寧な施工で安全安心に「第一種電気工事士」が責任をもって作業を行っております。