浴室、トイレ、洗面所、脱衣所の天井には湿気、臭気を排気するためダクト換気扇を取付けられていますが故障の特徴はファンモーターの音が急に大きくなって暫くすると完全に止まってしまって動かない状態になります。よくある症状として換気扇から『ブーン』と音がしているのにまったくファンが回っていないことがよくありますが、判りやすくご説明すると扇風機の羽根を手で押さえながらスイッチを入れるようなものです。
このケースは経年劣化ということもありますがファンの羽根に付着したホコリがモーターに負荷をかけ過ぎたのが故障になった要因でもあります。
それと外窓が無いマンションのユニットバスについている浴室換気扇が故障して回らなくなると換気機能を失い水気、湿気などが付近にこもり洗面所のクロスにまで黒カビが繁殖していることがよくあります。建物を傷める原因にもなりますので『最近、換気が悪いなぁ~』と感じたときはテッシュ1枚をルーバーに近づけてファンの吸込み具合をお確かめいただくと一目瞭然です。
いずれにしてもファンモーターから異常音が聞こえ出したら交換のサインですので見逃さず早めに新しい機種にお取替え下さい。
浴室やトイレのダクト換気扇を交換する際、業者がよ手抜きする箇所、注意点などをご紹介していますので依頼されるとき少しでも参考になれば幸いです。
料金だけで判断すると落とし穴がある
換気扇が壊れて交換を依頼するとき料金だけの基準で選択されていませんか?
ユーザーの気持ちはよく分かりますが料金が安いだけで依頼する場合、危険性があることも理解しておいて下さい。
その前にダクト換気扇の基本的な構造を知っておいて下さい。壁についている換気扇以外はレンジフード(一部除く)を含めほとんどがダクト式です。
アルミ、ビニル、金属などの材質でできた筒型ダクトを通して外部に排気する単純な構造ですが長年、換気扇を回しているうちにダクト内にホコリが溜まり過ぎて目詰まりしていることも多く故障する以前から実際には換気していなかったという事例もたくさんあります。
問題はここからですが、状況によっては換気扇本体の交換より時間と手間がかかるダクト内清掃をきちんとするかしないかによって大きく金額も違ってきます。と言うのはこの作業を省けばすれば逆に短時間で、しかも安価な工事料金で交換できます。
ある、お客樣の実例を挙げると5年程前に取替えたばかりの浴室換気扇の吸込みが悪くなり当店にご依頼いただきお伺いしたときのことです。
お客樣『交換して5年ほどしかたってないのに壊れてるんやろか?』
当店『それはおかしいですね!普通は5年くらいでは故障しません』
お客様『24時間回してるからやろか・・・』
いろいろ疑問があったようですがダクト内を見てビックリ仰天です。
ダクト内にホコリが積もりに積もって塞がっている状態でした。
5年ほどで溜まったホコリでないことは明らかでしたのでお客樣に状況を説明した上でヒヤリングをさせて頂いたところ、ある業者に料金が安かっただけの理由で依頼したとのことでした。記憶は定かではないけど作業時間も早かったともおしゃっていました。
安価な料金で手抜き工事をするような業者に依頼されると結局は不具合が生じて再度交換する羽目になるばかりか金銭的にも損をすることにもなり後々面倒です。
料金だけで依頼先を決めるのも選択肢の一つですが、残念ながら安価な工事料金にはその対価に見合った作業しかしていないことも多く『見ても分からへんからプロに任せとくわぁ~』だけは絶対になさらず提示金額でダクト内清掃が含まれているどうかを確認した上で新しい換気扇に取替えてもらうことが後悔しないポイントです。(当店ではダクト内のbefore/afterを撮影した画像をお見せしておりますのでご安心下さい)
標準工事には換気扇交換と同時にダクト掃除が含まれています
ニオイや湿気を換気扇本体で吸込んで排気ダクトを通して外部に逃しますが、長年使っているうちに吸込んだ綿ホコリが原因でダクト内部を詰まらせたり塞いだりしてまともに換気していない事例がたくさんあります。換気の障害になっているダクトに溜まったホコリを掃除せず本体交換しても単にファンが回っているだけで湿気や臭気が一向になくならず故障していたときと何ら変わりのない状態です。
実際の施工中に本体を取外してからダクト内部の現状を見ていただくと「え~こんなひどいことになっての・・・」とひじょうに驚愕されますが、このような隠れて分からない箇所の作業がすごく重要です。当店のコミコミセット(換気扇本体+工事費)はダクト内部掃除まで含んだ適正価格でご提供させていただいております。
安心してお任せいただけるように数多くのケースを施工事例でもご紹介していますが、当店ではダクト内部の現状(before)と改善後(after)の状態を撮影してお客様に画像で確認していただきながら丁寧に交換を行ない一切妥協の無い工事に納得していただけるのではないかと思います。
(換気扇本体型番をお知らせ下さい)
故障している換気扇のメーカー名と型番をお知らせ頂くだけで見積りが可能です。型番の記載は吸込みパネルの表面、表面に記載がない場合はパネルを取り外すと本体内側にメーカー名と型番が記載している箇所がありますのでご確認下さい。
特殊な場合はスマートフォンなどでお撮り頂き、お問い合せフォームに添付して送信して頂ければ話がスムーズに進みますので是非、ご活用下さいませ。
どこにも型番の記載が見当たらない、分からないときはエコサポートにご相談下さい。
本体を取外さないと表面からでは見えない換気扇本体とダクトを接続するアダプターに蓄積したホコリが浴室の湿気を吸って粘土のような状態にまでなっていることがよくあります。
ダクト内に沈着しているホコリの多い少ないはありますが年数が経過すると、ほとんどがこのような状態で排気の障害になっています。ダクト内部の現状(before)
エコサポートでは適正価格で可能な限り以前の状態にまでダクト内部の掃除をしてから換気扇交換していますのでご安心ください。改善後(after)
古い風呂換気扇はダクト回りがかなり傷んでいます
基本的には故障した機種と同じ埋込み寸法の後継機種に交換するので通常は標準工事費の予算内で問題なく取替工事が可能です。
しかし長年、浴室で換気していると石鹸、シャンプー、リンスなどの酸を含んだ湿気の吸込みすぎが原因で排気用のアルミダクトが酸化してしまい少し掴んだけで煎餅のようにダクトが砕け落ちて修復が不可能なケース、虫が喰ったようにボロボロに破れて穴が開き実際はユニットバスの天井裏で換気していたというケースがよくあります。
当然、吸込んだ湿気を天井裏で排出しているわけですから建物を傷めることになり衛生的にもよくありません。
このように劣化していた場合、本体の取替えのみならずアルミダクトの修理又は交換が必要です。どのような不具合なのかが分かる具体的な不良ダクト事例をご参考下さい。
経年劣化が進んだ古い風呂換気扇を取替える場合、不具合箇所を直すことも多く追加工事が発生することもありますので、多少余裕をもって交換費用をお考えください。
浴室の石鹸、シャンプー、リンスなどの酸を含んだ湿気の吸込みすぎでアルミダクトが裂けている不具合箇所ですが、少し手で触っただけでボロボロ砕け落ちるこのような状態にまで劣化している場合はダクト交換になります。
換気扇本体が先行取付でスンナリ脱着出来ない場合は追加料金がかかります
浴室換気扇以外のトイレ・洗面に取付けられている埋込換気扇の場合、吸込グリルを外すと下の画像のように通常は本体をビス止めしているツバが見えます。
下段の画像ではツバ部分に天井ボードが被って取付けられているため故障している古い換気扇が容易に取外せません。(先行取付けされている場合)
この状態で取付けられている場合、本体回りの天井材を開口するための追加工事が必要になります。
工事内容 | 基本料金(税込) | こんな状態になっている |
主に浴室、トイレ、洗面所、脱衣所などで使用している天井埋込換気扇1:1のタイプ |
¥11,000円 |
大きな音がして突然止まった。 スイッチを入れても動かない。 ※中間ダクトファンは要見積
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二部屋換気用換気扇
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¥13,200円 |
浴室と脱衣所に湿気がこもってカビが出てきた。 トイレ側の臭気が逃げない。 |
浴室換気暖房 |
要見積 |
お風呂がすごく寒い。 ※ 専用電源工事は別途料金
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壁換気扇取替え |
¥7,700円 |
プロペラの羽根が回らない。
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台所のレンジフード取替工事 |
要見積 |
キッチンの煙がなかなか引かない。
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《別途料金》
・基本料金には商品代、出張費、処分費、駐車スペースがない場合の駐車料金は含まれていません。
・商品発注後のキャンセルは一切できません。