ユニットバスの天井裏に取付けられている中間ダクトファンから『カラカラ~』という大きな異音が発しているとのご連絡をいただいたときの事例です。

こちらの物件は賃貸マンションになり長く住まわれているとのことでしたが、換気扇の修理費は借主になっているので当初は修理のご相談でした。

ユニットバスの点検口を開けるとステンレス本体の中間ダクトファン見えましたが、このボディーの機種だとナショナルブランドでかなり古い機種であることが分かり修理部品はもはや存在しません。

この場合、吊りピッチも大きさも異なる後継機種との交換になります。

通常、天吊位置調整金具又はダクターチャンネルを加工し後継機種に合わせ全ネジボルトを調整して無音で本体を吊りますが、アンカーボルトが面一になっておらず部材があたりバチて取付けできないためこの現場では新たに2個所アンカーボルトを打ってから中間ダクトファンを取付けています。

浴室、トイレ、洗面所など単独の換気扇と比較するとこれらの部屋を中間ダクトファン1台で換気する優れた商品になりますが、経年劣化で交換するとなると状況によっては困難な事例もあるのがデメリットの部分だと言えます。

エコサポートにご依頼いただき誠にありがとうございました。

施工地域:堺市北区北花田町 K様邸【賃貸マンション】
工事内容:中間ダクトファン交換工事
故障品番:ナショナルFY-18DZX中間ダクトファン
交換機種:パナソニックFY-18DPC1(1~3室用)中間ダクトファン
商品定価¥34,600円(税抜)

 

ナショナルFY-18DZX中間ダクトファン

ステンレス製の本体だと劣化具合が分かりませんが、このナショナルFY-18DZXはかなり古い機種になります。中間ダクトファンは矢印方向に向かって換気の流れをつくり空気を吐出させています。

 

天井アンカー位置変更

ナショナルFY-18DZXの後継機種としてメーカー側はパナソニックFY-18DPC1を推奨していますが、吊りピッチも大きさも異なるため交換作業には手間がかかります。今回2個所位置をずらして新たにアンカーボルトを打ち直します。

 

面一に打ち込まれていないアンカーボルト

吊りピッチの異なる中間ダクトファンに交換する場合、振動や騒音に配慮して通常は天吊位置調整金具又はダクターチャンネルを加工して無音で本体を取付けます。アンカーボルトが面一に打ち込んでいないため部材がバチて取付けできず今回このような方法で作業しました。

 

パナソニックFY-18DPC1中間ダクトファン

吊りピッチも大きさも異なるパナソニックFY-18DPC1中間ダクトファンに交換したところです。アンカーボルトを打つための電動工具を使って作業で出来る天井裏高さだったのが幸いでした。

 

中間ダクトファン電源接続

電源を接続して新たに設けたジョイントボックス内に収めて完了です。