浴室暖房換気乾燥機取替えのご依頼をいただき堺市北区W樣邸にお伺いしてきました。
この機種に限らず埋込換気扇の場合は同じ埋込開口寸法の後継機種にするのが基本ですので商品型番を確認したところシンワBS-655という記載がありました。
ん・・・? 聞きなれないメーカーだったので調べてみたところシンワを吸収合併したマックスが後継機種を販売していることが分かりました。
メーカーに問い合せたところ既設浴室暖房換気乾燥機と同じ埋込開口寸法の後継機種はあるとのことですが新しい機種は仕様が異なるため既設配線は利用できないとのことです。
今までは浴室側、トイレ側共照明点灯と同時に換気扇も動作する3線式という配線方法でしたが新しい機種は照明と換気扇は個別に動作をする仕様のため浴室照明スイッチとトイレ側で操作する換気扇スイッチを新たに設ける作業を行ないました。
それよりも困難だったので天井裏の狭さです。
作業スペースが200mmちょっとしかない場所で天井に敷設してある給水・給湯管、配線が障害となりすんなりとはいかず時間がかかりましたが何とか無事に作業を終えることが出来ました。
施工地域:大阪府堺市北区W様邸【分譲マンション】
工事内容:浴室暖房換気乾燥機交換工事
故障品番:シンワBS-655(埋込寸法410mm×285mm・適合パイプΦ100mm・3室タイプ)
交換機種:マックスBS-133HM 浴室暖房換気乾燥機機能付 定価¥150,120円(税込)
約20年ほど使用した浴室暖房換気換気扇のフロントグリルです。
故障した浴室暖房換気乾燥機はシンワBS-655ですが後継機種はこの会社を吸収合併したマックスから販売しています。(本体の故障で動いていません)
本体を取外したところです。新しい本体は仕様が異なるため電源電線以外は再利用できず浴室照明スイッチとトイレ換気スイッチの操作電線を新たに増設することになります。
コンクリートにアンカーを打って取付枠をボルトで吊る(天吊り仕様)と補強材を用いて取り付ける方法がありますが今回の現場では補強材に本体を取付けるためボンドで固定しているところです。
以前はリモコン側で浴室照明と換気扇が連動しているため照明スイッチがありません。
このような浴室照明と換気扇をリモコンで操作する仕様になっている場合はスイッチ配線の増設が必要になります。
新しい仕様は浴室照明スイッチと換気扇操作は分離しているため浴室照明スイッチを増設しました。
トイレ側も同じでトイレ照明と換気扇が連動しておりこの箇所を改修します。
電線が2本ありますが1本は3線式のため使用できず換気スイッチの電線をここからユニットバス天井裏まで新たな電線を入線します。
換気スイッチを増設してトイレ照明スイッチと分離して丸ごと改修しました。
副吸込ダクト2箇所と排気ダクトそれぞれにアルミダクトを接続してから取付枠をこの箇所から落し込みますが狭くてたいへんでした(汗)
やっとこさ浴室暖房換気乾燥機本体を取付けたところです。
ユニットバス天井裏でそれぞれの電線を接続します。
最後にフロントパネルを取付けて試運転を行ない完了です。
当店に、ご依頼いただき誠にありがとうございました。