最近、浴室換気扇の音がうるさくなってファンの掃除等も行ったとのことでしたが、全く改善されないため浴室換気扇の交換をご依頼いただいた工事例になります。
浴室換気扇の音がうるさいのはファンモーターの経年劣化で寿命がきたサインになりますので、ファンのホコリを掃除しても音が改善することはありません。
使用頻度や状況により浴室換気扇の寿命は異なりますが、ホコリなどの掃除を含めて小まめにメンテンスをしていても正常に換気能力を発揮できるのは取付後10年~15年が限度です。
うるさい音もなく正常にファンが回っていたとしてもモーターが徐々に弱くなり換気能力が落ちていきます。
特に浴室換気扇換気扇を長く使い続けるとシャンプー、コンデショナー、石鹸などの酸が混ざった湿気でアルミダクトに傷みが生じて亀裂した箇所からの換気漏れで汚れた空気が外部に吐出されずユニットバスの天井裏に排気している事例が多々あります。
今回の現場ではナショナルFY-17C1(1998年製)の浴室換気扇の交換ですが、アルミダクトを確認すると所々アルミ錆が発生していたものの亀裂もなく再利用の予定で外してみるとダクト接続口近くの下側に穴が開いていて浴室の湿気が天井裏で少し漏れている状態でした。
この事例のように限界以上に浴室換気扇を使い続けるとアルミダクトが先に傷んで換気漏れが生じていることがありますので適時な時期に換気扇交換をお勧めします。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域:大阪市西区南堀江 I様邸【分譲マンション】
工事内容:浴室換気扇及び排気ダクト交換工事
故障品番:ナショナルFY-17C1 (埋込寸法177mm✕177mm・適合パイプΦ100mm)
交換機種:パナソニックFY-17C8 商品定価¥19,400円(税抜)
(埋込寸法177mm✕177mm・適合パイプΦ100mm)
ファンの掃除をしても改善されない音がうるさい浴室換気扇ナショナルFY-17C1(1998年製)です。
浴室換気扇のダクト接続口付近の所々に白くなったにアルミ錆が発生しています。
全体的にアルミ錆が発生していたものの亀裂もなく排気ダクトの再利用が可能だと思いましたが、アルミダクトを外すと底面に穴が開いていました。
アルミダクトの亀裂部分が広がり穴が開いていました。おそらく随分前からこのような状態になり浴室の湿気が天井裏で少し漏れていたのではないかと思われます。
既設の施工では塩ビパイプとアルミダクトを突き合わせてテープで巻いており『スッコ』と簡単に外れる取り付けだったのをスパイラル継手を挿入してアルミダクトが簡単に抜け落ちないように手直しをしました。
スパイラル継手を使えばこのように塩ビパイプとアルミダクトがしっかり接続できるので簡単に抜け落ちることはありません。
全体的に映らないので浴室換気扇側のアルミダクト接続部分になります。
パナソニックFY-17C8浴室換気扇に交換しました。このタイプは羽根を外して水洗いできるのでひじょうに便利な機種です。
ビニールを勢い良く強力な吸い込み確認を行い換気テスト完了です。