フルリフォームされた分譲マンションで壊れて動かない浴室とトイレの換気扇を交換したときの少し厄介な工事例になります。
お客様のご説明では換気扇がどこにあるのか見当たらないとのでした。
・・・というわけでユニットバスの点検口から確認したところ浴室には100Φの排気ダクトだけで換気扇がついてません。
この位置からではコンクリート梁で遮られていて向こう側が何も見えずトイレ側も100Φの給排気グリルだけでした。
これらの排気管を見ると中間ダクトファンが取付けられているはずなのでダウンライト照明を外して開口部からカメラを入れ調査をしてみましたが何も見つからずです。
少しでも換気扇が動いていたら微かな音だけでも取付け位置の確認ができるのですが壊れていてはどうしようもない状態です。
『いったいどこにあるんやろ?』
配管ルートを追っていくとトイレ横の収納クローゼットの天井付近を排気管がはしっているはずですが、天井を開口しないと確認しようがありません。
最後の手段でお客様にご了解いただき天井開口をして確認したところ石膏ボードの隙間から微かに中間ダクトファンらしき青い物体が見つかりました。
取り付いていた場所には元々ユニットバスがあったはずですが、浴室を移設させたのと梁下いっぱいまで天井を上げたのが構造的に難しくしたようです。
中間ダクトファンの取り換えは、ほぼ無理な状況なので今回は浴室とトイレの換気扇を個別に設けて取付けています。
エコサポートにご依頼いただき誠にありがとうございました。
当店では、お客樣に合ったより良い工事のご提案をさせていただき丁寧な施工で安全安心に『第一種電気工事士』が責任をもって作業を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
施工地域:大阪市中央区瓦屋町 A様邸【分譲マンション】
工事内容:斜流ダクトファン改修及び配線器具リニュアル工事
故障品番:アサヒチューブラファン TFM-15G
取付機種:パナソニック DCモーター換気扇 FY-17JDK8/83 商品定価¥28,700円(税抜)
(埋込寸法177mm角・適合パイプΦ100mm)
パナソニックパイプファン FY-08PFE9D 商品定価¥17,800円(税抜)
トイレ横にある収納クローゼットの天井を開口して隠れた中間ダクトファンを探します。
予想は的中で中間ダクトファンとスパイラルダクトを繋ぐ接続部が目先で確認できました。隙間からは微かにブルーの本体が見えましたが石膏ボードを開けないとアプローチできない状態です。
やっと現れたアサヒチュブラファンTFM-15Gです。この状態では取り外せないので吊りボルト切断します。
中間ダクトファンを取り付けるスペースが皆無なので排気菅を繋げることにします。
本体と接続してあった中間部分をアルミジャバラでブリッジさせます。
埋込換気扇を取り付けるためユニットバスの天井を177mm角に開口します。
開口した四方に換気扇本体取付木枠を接着すれば準備OKです。
パナソニックFY-17JDK8/83 (DCモーター換気扇)を選択しました。常時換気でお使いのため2ノッチで強弱切り分けるためとACモーターと比べて電気代が1/3程度で使用できるからです。
元々ついていた照明と換気扇のスイッチを交換します。
既設電線を入れ替えて2ノッチ(強弱)切替可能な換気スイッチに交換しています。トイレ側の作業は割愛していますが浴室換気扇とは別に100Φのパイプファンを取付けて対応しています。