浴室とトイレの換気扇が壊れて動かなくなったため取替のご相談で大阪市中央区A様邸にお伺いしてきました。
まず、ユニットバスの点検口を覗くと吸込口と梁を貫通して通したスパイラルダクトが確認できたので梁の向こう側に浴室、トイレの中間ダクトファンが取付けられているはずだと考え故障した換気扇の取付け場所を探す調査から行ないました。
1箇所、玄関に設けられている点検口から覗いて見ましたが梁貫通して通したスパイラルダクトしか見えず廊下、トイレのダウンライトを外して開口部からもカメラを入れて調査しましたが、やはり見つかリません。
少しでも換気扇が動いていたら微かな音だけでも取付け位置の確認ができるのですが壊れていてはどうしようもない状態です。
「どこにあるんやろ?」
隈なく調査しました、やはり見つかりません。
最後に、ご了解いただきクローゼット収納の天井を開口して調べてみると微かに斜流ダクトファンらしき青い物体が見えました。
死角のなかの死角に取付けられている状態で見つけたときは宝物を探しだした気分です(笑)
普通なら新しい斜流ダクトファンに交換して完了しますが、簡単に交換が出来ない位置に取付けてあるため今回は浴室、トイレにそれぞれ単独で換気扇を取付ける方法をご提案させていただきました。
今回は浴室、トイレ個別に換気扇を設けているので故障しても次回からは簡単です。
ソウカンタンニハコショウシマセンヨ(笑)
施工地域:大阪市中央区A様邸【分譲マンション】
工事内容:斜流ダクトファン改修工事・配線器具リニュアル工事
故障品番:アサヒTFM-15G斜流ファン
取替機種:パナソニック DCモーター換気扇FY-17JDK7/81 定価¥24,192円(税込)
パナソニックパイプファンFY-08PFE8D 定価¥15,012円(税込)
ユニットバス天井に100Φの吸込口がありますが、今回は天井部分を177mm角に開口して埋込換気本体を取付けます。
斜流ダクトファンを使用していたためユニットバスの天井裏にはダクトだけです。
スパイルダクトを通している梁の向こう側に斜流ファンがあるはずですが、ここからは確認出来ません。
ユニットバス天井を開口して埋込換気扇を取付けました。
ダクトがかなり長いためパナソニックFY-17JDK7/81 DCモーター風量一定制御を選定しています。通常の換気扇と比較して1/3の電気代しかかからないスグレモノです。
上段がユニットバス照明、中段は換気扇入り切り、下段は換気扇の強弱スイッチにリニュアルしています。
作業スペースを確保していた収納クローゼットから工事を行ないます。
やっと見つかった斜流ファンですが、ハメ殺し状態で取付けてあるので撤去するのも一苦労でした。(汗)
やっとこさ斜流ファンを取外しました。
スパイラルダクトと斜流ファンを接続していた箇所を今度はアルミフレキで接続します。
次はトイレ側の作業に移りますが、向側の90°エルボにはパイプファン本体が収まらないので切断します。
90°エルボを切断してスパイラルダクトとアルミジャバラを接続してパイプファンの本体が収まるように加工しました。
トイレ側に100Φのパイプファンを取付けて換気工事完了です。
浴室とトイレからの吸込みダクトを通して外部のこの部分より排気しています。
マンション室内からはかなり距離がありますよね。
当店に、ご依頼いただき誠にありがとうございました。