東芝DVC-12TSB1中間ダクトファン

トイレ側の点検口を開けた箇所についている東芝DVC-12S1中間ダクトファンの吸込みが悪く動かすと凄い音がしているので既に購入済みの後継機種である東芝DVC-12TSB1に取替え可能かどうかのご相談を大阪府松原市のお客様よりいただきました。

お電話の向こうでお客様も申し訳なさそうに・・・

実は某ポータルサイトに掲載されてる業者に依頼したところ今ついている中間ダクトファンの後継機種である東芝DVC-12TSB1の型番を連絡してきてその商品をお客様に購入してもらい用意が出来たら工事に伺うとの約束だったはずが3週間経過しても連絡がなく困り果てて当店にご相談いただいた内容でした。

考えてみれば業者が商品も用意せずお客様に段取りしてもらうこと自体おかしな話ですよね!

当店では作業時間短縮のため事前に商品加工と準備などがある理由からお客様からの支給商品の工事は普段お断りさせていただいておりますが理由をお聞きしてお困りの様子でしたので今回は快くお受けさせていただきました。

このような工事を日常取り扱いのある業者であればどうってことありませんが見た目以上に専用工具と電動工具が必要なのとアクセスが悪い狭い箇所の作業なので工事手順が頭に入っていなければ経験のない業者では施工が難しいと思います。

あくまでも想像ですが一旦受けた工事を放棄したのは経験とスキルがなかったのではないかと思わざるを得ません。

『中間ダクトファンの工事てどこがしてくれるんやろ』と思われWEBで詮索されるかとは思いますが上位表示されているポータルサイトの中から業者選定されたり安価な料金だけを見て依頼されるとこのような無責任な業者にあたり兼ねませんのでご注意下さい。

依頼先としては実際に工事事例をご紹介している実績のある業者を選ばれると失敗はないと思います。

今回は排気管の塩ビパイプとコンクリートスラブがほぼ密着しており切断する際、電動工具のブレード(刃)が当たり支障があったのと吊金具の開口を広げるのに現場加工が伴いましたが問題なく取替え完了です。

それよりかサビで腐食した金属が粉々に散乱して掃除する方が手間取りました(苦笑)

お客様から『助かったわぁ~』とひじょうに喜んでいただき帰りに飲料水の差し入れまでいただきました。

エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。

施工地域:大阪府松原市 M様邸【分譲マンション】
工事内容:中間ダクトファン取替工事
故障品番:東芝 DVC-12S1中間ダクトファン
交換機種:東芝 DVC-12TSB1中間ダクトファン (ご支給品)

 

東芝DVC-12S1排気管の位置

トイレ側の点検口を開けた箇所に東芝DVC-12S1中間ダクトファンが取付けられていました。この1台で浴室とトイレの2部屋換気を行っています。最初にスイッチを入れて動作確認したところ凄い轟音が鳴り響いていました。

 

東芝DVC-12S1斜流ファン

本体を吊っているボルトピッチ(寸法)は同じですが配管接続口の寸法とドレンの位置が後継機種とは異なっています。

 

斜流ファン電源切離し

ジョイントボックスを開けて電源線を切離し本体撤去の準備をしたところです。

 

斜流ファン排気管切断

本体を撤去するには左側の塩ビパイプを切断する作業がありますがコンクリートスラブに配管がほぼ密着しているため電動工具のブレード(刃)がコンクリートに当たり障害が出た箇所です。苦戦しましたがやっと中間ダクトファンの取り外しをしたところです。

 

塩ビダクトの排気管に付着していた凄まじいホコリです。因みにコンクリートスラブと塩ビパイプとの間に隙間がないのかがお分かりいただけると思います。

 

ダクト内のホコリを掻き出し可能な限り掃除をしています。当店では排気ダクト内の清掃を交換時には必ず行っております。

 

サビだらけの東芝DVD-12S1斜流ファン本体

東芝DVC-12S1中間ダクトファンを取り外して確認するとファン回りはホコリで覆われ本体を振るとサビで腐食した金属が粉々になって『ガラガラ』と音を立てていました。

 

東芝DVC-12TSB1中間ダクトファン

左側の配管接続口の寸法が違うためスパイラルニップル(配管継ぎ手)を加工して密着させ空気が漏れないようにしっかりアルミテープを巻き取付け位置が異なるドレン管も配置を替え中間ダクトファンを取替えています。