中間ダクトファン取替後

ユニットバスの天井裏に取り付けられている中間ダクトファンから大きな音がして時々止まるようになったとのことで大阪府八尾市のお客様より交換のご依頼を頂きました。

この中間ダクトファン1台で2~3室同時に換気できるメリットもありますが故障などで交換する場合、施工上取り付けスペースと作業スペースの確保が難しいデメリットがあります。

最初は工事に支障がない状態のときに取り付けて後からユニットバスの設置と周辺の天井ボード貼るわけですから問題がありませんが、後から交換となると実際、吊りボルトを外すのに手が届かない位置に取り付けてあったり天井裏の高さに余裕がなく中間ダクトファン本体をすんなりと取出し出来ないことがあります。(メンテナンスや交換がやりやすい位置に取り付けられていることが少なく実際なんらかの支障があります)

これら工事の支障は解決できますが、時間と費用が余計にかかることがお客様にとってのデメリットではないかと思います。

今回故障したナショナル FY-18DZ2(強弱切替付き)の後継機種は寸法が逆に大きくなり新たなアンカーを打つ作業スペースが確保出来ず吊りボルトを設けられない理由もありコンパクトな三菱V-15ZMC6中間取付型ダクトファンを推奨させて頂きました。

既設本体の後継機種はパナソニックFY-18DPKC1で強弱付き(強240㎥/h・弱140㎥/h)に対して三菱V-15ZMC6は風量200㎥/hで強弱の切替がなく風量強と比較して数値能力は若干劣りますが配管距離も短く換気に問題が出ないとの判断からです。

エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。

施工地域:大阪府八尾市 S様邸【分譲マンション】
工事内容:中間ダクトファン交換
故障品番:ナショナル FY-18DZ2強弱切替付き中間用ダクトファン(3室用)
交換機種:三菱 V-15ZMC6中間取付型ダクトファン(1~3室用) 定価¥27,800円(税別)

 

ナショナルFY-18DZ2中間ダクトファン

ユニットバスの頭上(天井裏)に4本のボルトでナショナルFY-18DZ2中間ダクトファン強弱切替タイプの本体を吊ってありましたが奥側のボルト2本外すのに手が届かず撤去がひじょうに困難でした。

 

中間ダクトファン撤去後

なんとか本体を撤去できましたが寸法的に同じ箇所には取り付け出来ないので位置を考えてからトイレの吸込口に伸びているスパイラルダクトを途中で切断します。

 

中間ダクトファン内部に溜まっていたホコリ

びっしりと溜まったホコリが中間ダクトのシロッコファンに付着した状態で回っていたのが大きな音が出ていた原因だと思いますが、同時にモーターもかなり劣化していたものと推測出来ます。

 

スパイラルニップル接続

アルミジャバラを接続するため継ぎ手のスパイラルニップルを取り付けましたが新しい中間ダクトファンを仮吊りして確認したところ外部に伸びている左側のダクトと本体との離隔が取れなかったので再度ニップルを外して画像より10cmほど切断しました。

 

スパイルダクト切断箇所

トイレの吸込口と継っているスパイラルダクトは60cmほど切断してからアルミジャバラと接続するのにニップルを取り付けたところです。

 

中間ダクトファン取替後

点検を行い易い箇所に場所を移して三菱 V-15ZMC6中間取付型ダクトファン(1~3室用)に交換して作業完了です。画像を撮り忘れましたが浴室、洗面、トイレ共にグイグイ吸い込んでおり良好でした。