飲食店舗様で主幹ブレーカーがたまに落ち営業中の店内が停電になるので困っているとのご相談内容です。
まず、どういったときにブレーカーが落ちるのか店長様に聞き取り調査をしたところ月に1~2度程度、雨の日の営業中に店内すべてが停電になるとのことでした。
現時点での絶縁測定では問題がありませんが、もう少し調査してみないと原因が特定できません。
漏電ブレーカーの誤動作の可能性もありますが、改装して間もないので分電盤も比較的新しく問題なさそうでした。
そこで店長様の気になる言葉が・・・
ん~ちょっと待てよ。
漏電ブレーカーが頻繁に動作して停電になるのではなく月に1~2度程度で、しかも雨の日に限り夜の営業中にブレーカーが落ちて停電するとなると外部電源回りが怪しいのではと思い見回したところピンポンです。
『雨・停電』となれば残りは雨天におこる漏電しかありません。
外部を確認するとやはり『雨が入って漏電してよ』と言わんばかりに埋め込みコンセントの差し込み口が上向きで軒下の雨が侵入する方向に向かってぶら下がっていました。
通常、雨があたる外部には防水コンセントを使用しますが室内で使うコンセントを外部で使っていたとは、なんともお粗末な電気工事です!
今後、漏電が生じないように埋め込みコンセントを切り離して処置させていただきました。
エコサポートにご依頼いただき誠にありがとうございました。
当店では、丁寧な施工で安全安心に『第一種電気工事士』が責任をもって作業を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
施工地域:大阪市福島区福島 W居酒屋店舗様
工事内容:漏電調査及び原因箇所切り離し作業
軒下に電線と一緒にぶら下がっているのが漏電の原因となったコンセントです。お店の提灯を点ける電源に使っていたようです。
屋外でありながら室内用の埋込みコンセントを使いしかも差込口が雨で浸透する上向き方向になっていました。この状態だと雨天に限って漏電ブレーカーが落ちるのは当然です。
原因となった問題の埋込みコンセントを接続部から切り離します。
コンセント電源を切り離したあと接続箇所を再度絶縁テープでしっかりと保護しています。
コンセントに雨が侵入することがないよう電源を撤去したので、今後停電で店内が暗闇になることはありません。。。