今回はナショナルFV-14BTA(2部屋換気用)換気扇交換になりますが、こんな古い換気扇が残存していて長期間使われていたとは驚きです。
いくら古い換気扇でも埋込開口寸法が同じ後継機種があれば問題なく交換できますが、今ついているナショナルFV-14BTAの埋込開口寸法は特殊で320mm×270mmです。同じ埋込開口の後継機種が無いのが交換する際のネックになる換気扇です。
今までの経験だと古いマンションの作りづけのお風呂にFV-14BTAの換気扇がほぼ先行取付けされているのが大半です。
埋込開口320mm×270mmの寸法で取付けられていれば本体を引き下げ容易に取り外せますが天井板を貼る前に本体を取り付ける先行取付けだとそう簡単には取り外し出来ません。
どの現場でも同じような施工でしたが、天井裏で本体回りに釘打ちしてある回りの角材の障害で本体を取り外すのがひじょうに厄介で時間と手間がかかるのが難点です。
今回の現場では実寸280mm×260mmの開口に近い埋込開口260mm角の三菱VD-15ZFC14(2部屋換気用)換気扇を角材を少し継ぎ足し違和感なく取付けしています。
この機種独特ですが、ナショナルFV-14BTA換気扇の取付け方により実際の開口寸法にバラツキがありアクリルパネルで仕上げることもあります。
いずれにしてもナショナルFV-14BTAの換気扇と同じ埋込開口の後継機種が存在しないので換気扇機種選定と取付け方法は現場状況に合わせることになります。
埋込寸法的に交換機種が無いナショナルFV-14BTAの換気扇を交換する際の参考になれば幸いです。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域:兵庫県西宮市高須町 K樣邸【分譲マンション】
工事内容:2部屋換気用換気扇及びダクト交換工事
故障品番:ナショナル FV-14BTA-NK1(埋込寸法320mm✕270mm 適合パイプΦ100mm)
交換機種:三菱VD-15ZFC14 商品定価¥34,400円(税抜)
(埋込寸法260mm角 適合パイプΦ100mm )
1982年のカタログに掲載されているナショナルFV-14BTA(2部屋用)換気扇です。埋込開口320mm×270mmの換気扇ですが、天井裏でボルト吊りして取付けられてた先行取付けのため実際の埋込開口は異なっています。この換気扇はほぼ先行取付けされているため取り外し出来るか否かが換気扇交換のポイントになります。
ボルト吊りされたナショナルFV-14BTA本体の回りにも角材でガチガチに固定されているため塩ビ管を切断してから本体を取外していきます。
換気扇本体に接続してあってボルトと塩ビ管を撤去して釘打ちしてある回りの角材がすんなり外れずかなりの手間と時間がかかりました。
ナショナルFV-14BTA-NK1の型番記載があるシールです。
釘打ちしてガチガチに取付けてあった角材を外すとき天井板が割れてしまい仕事を増やしてしまいました(泣)。。。320mm×270mmの開口に対してこの現場では280mm×260mmの開口になっていました。ナショナルFV-14BTAとの換気扇交換の場合は本体撤去して開口を実測してからになるため作業は2回になります。
開口寸法280mm×260mmだったので今回はアクリル化粧パネルは使わず埋込開口260mm角の三菱VD-15ZFC14(2部屋換気用)換気扇を選択して隙間は角材を継ぎ足して取付けています。
塩ビ管からアルミジャバラに取り替えています。三菱VD-15ZFC14(2部屋換気用)換気扇を取付けていますが、右側の洗面所とトイレが直線で繋げた配管になっているめ実際は3部屋換気になっています。
割れた天井板を修復して浴室側に取り付けた三菱VD-15ZFC14本体の換気テストです。210㎥/hの風力の換気扇を選択しているのでかなり強力な吸込みです。
隣の洗面所も問題ありません。
当初、心配していた洗面所と繋がっているトイレも問題なく吸込みしています。