コンセントの差込口が焼けた原因がハッキリとしない交換修理の事例です。
と言うのが・・・
延長コードのプラグに蓄積したホコリが要因でショートする電気のトラッキング現象、古いコンセントにありがちな差込口の緩みなどが要因でこのような状態になることがありますが、今回はコンセントも比較的新しくホコリなども確認できなったので見た目ではハッキリした原因がつかめません。
専用回路になっているこのコンセントに15Aの延長コードを使って電子レンジ1500Wとオーブントースター1000Wの機器を同時に差して使用することがよくあるとのことでした。
基本的にはコンセント本体側も延長コードも流せる許容電流は1500W(15A)迄OKですが、2000W(20A)以上使い続けると電流値と時間にもよりますが過電流を検知して安全機能が働き分岐ブレーカーが落ちますが、落ちた記憶がないとのことです。
いろんな要因を想定をして消去していくと劣化した延長コードの断線、プラグの焦げ、溶け、曲がりが原因で今回の事象に繋がったのではないかと思います。
どこのご家庭にもあるこの延長コードが以外にクセ者で今回のような事象になることがありますので、問題がなかったとしても5年を目処に交換していただけば幸いです。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域：堺市西区 H様邸【分譲マンション】
工事内容：キッチン専用コンセント交換
交換品番：パナソニック WTF1532WKアースターミナル付ダブルコンセント 部材定価￥730円(税抜)
焼け焦げたコンセントです。
焼けた右側がプラス極、左側はマイナス極です。ホコリなどが要因のトラッキング現象であれば左側も少しは焼けているはずですが、片方だけなので他に原因があるのではないかと推測します。
電源接続電線の焼けなどもなく右側プラス極の差込口のみ焼けていました。
点検後、新しいコンセントに交換して修理完了です。電圧も103Vで問題ありません。
延長コードが劣化すると今回のような事象を引き起こす要因になりますので。今一度点検してみて下さい。
ご家庭にある延長コードは曲がりやすく細い電線が使わているため劣化すると断線をすることがありますので、寿命を考えて事故防止のため5年を目安に新しいものと交換して下さい。
