冷凍・冷蔵庫用動力盤

工場として使っていた物件を購入された堺市堺区のT社様よりプレハブ冷凍庫-1台、冷蔵庫-2台、電動フォークリフトを使用するため3相200V動力工事のご依頼をいただきお伺いしてきました。営んでいた以前の業種までは分かりませんでしたが、たくさんの機械を使っていた形跡がありアチラコチラに数多くのブレーカーが手元開閉器用として設けられているため不必要なブレーカーはすべて撤去しなくてはなりません。

理由は3相200V低圧電力は使用する機器の電気容量を元に電力会社と負荷契約を行い基本料金を決定するシステムになっているからです。

今回、施工する低圧電力工事でご説明させていただくと(ブレーカーのアンペア数)は別として負荷設備が4台なので通常はブレーカー4個で各負荷に3相200Vを送電します。

将来、設備が増えることを想定して仮に何の負荷機器にも接続してないブレーカーを今回の工事で予備として1個多く設けた場合はどのような契約になるかご説明させていただくと予備ブレーカーに接続さえすれば3相200V機器をいつでも動かすことが出来るため電力会社の協約ではブレーカーの定格電流で契約することになります。

仮に予備で3P20Aのブレーカーを取付けた場合(ブレーカーの定格電流20A✕200V✕1.732✕1)➗1,000≒6,928(小数点以下第一位を四捨五入)すると7kWの契約をさせられ基本料金¥1,058.40円✕7Kwで¥7,409円使ってもいない基本料金を毎月余計に支払うことになるため不必要なブレーカーはすべて撤去するというわけです。

3相200V低圧電力工事では機器の電気容量は勿論、使用される時間帯、将来増設予定の機器、設置場所など細かくヒアリングを行ないムダのない設備のご提案をさせていただきますのでお気軽に当店へご相談下さい。

施工地域:堺市堺区T社樣【事務所兼倉庫】
工事内容:3相200V電動フォークリフト用充電コンセント取付工事
ブレーカー改修工事・低圧電力申請含む

 

既存動力ブレーカー

長尺の木板についている不必要なブレーカーを撤去していきます。
この箇所以外にもアチラコチラについているブレーカーを調査しながら撤去します。

 

動力ブレーカー改修工事

この木板についていた不必要なブレーカーを撤去したところです。
以前、工場を営んでいたこともあり元の電気容量について全く問題ありません。

 

電動フォークリフト接地3P20Aコンセント

ブレーカーから約40mほど先に設置した3P20A電動フォークリフト充電用コンセントです。
木板、コンセントは再利用しています。

 

フォークリフト電源導通試験

電動フォークリフト充電用コンセントの設置場所まで距離があるため絶縁検査の前に電線をショートさせて導通試験(電線が繋がっているか)の検査を行ないました。

 

冷凍・冷蔵庫用動力盤

電動フォークリフト充電コンセントの2次側のみ接続してします。
プレハブ冷凍庫とプレハブ冷蔵庫の2次側接続は設置するメーカーさんのお仕事なので当店はここまでで終了です。

ご依頼いただき誠にありがとうございました。
当店では、お客樣に合ったより良い工事のご提案をさせていただき丁寧な施工で安全安心に「第一種電気工事士」が責任をもって作業を行っておりますので、お気軽にお声がけ下さい。