一般住宅で三相200Vエアコンを使用するにあたり低圧電力引込み工事のご相談をいただき河内長野市T様邸にお伺いしてきました。通常、店舗や事務所で電気代が安い業務用エアコンをお使いになるというのであれば分かりますが一般住宅となれば話は別です。
いくら電気使用料が安いといっても3相200V1.8馬力のエアコンを使うためだけに低圧電力引込み工事するとなれば費用対効果から考えると勘定が合うわけがありません。
そこでじっくりと事情をお聞きしたところ、こちらの住宅は山手の盆地に建っており夏は暑く冬は雪が降るほどの寒さで一年中冷暖房をかかせない土地柄のため1日20時間くらいエアコンをつけていることも珍しくはなく実際、電気代がかかり過ぎてすごくお困りだったそうです。
お客様が電力会社に『電気代を安くするにはどうしたらいいのか?』を相談したところ一番使用頻度の高いリビングのエアコンだけ3相200Vにすれば電気代が毎月、数万円も下がるとの計算結果をお聞きになりランニングコストが安い分、多少初期費用がかかったとしても工事費の元がとれるとのご判断をされたようです。
これらの事情をお聞きするまではピン~ときませんでしたが、これでナットクです。
あとは業務用エアコンを増設する予定の有無、引込み方法、幹線ルート、仕上げなどについて丁寧に打ち合わせと調査を行ない工事着工の準備を整えました。
この付近には動力トランスを吊っている電柱がなく外線工事が必要になるため実際、電気を使えるまで少し日数がかかりました。
施工地域:河内長野市T様邸【一般住宅】
工事内容:3相200V低圧電力引込み工事・電力申請含む
この既設引込みポールに動力のメーターボックスと引込開閉ブレーカーを取付けます。
ちなみに上側のメーターボックスには太陽光発電の売電用メーターが入っています。
管路を地中埋設できればよかったのですが、コンクリートを打っているため今回はブロックに沿って幹線管路を設けます。
既設の引込みポールに動力用メーターボックスと引込開閉器盤を装柱しました。
VEPの管路をブロクに沿わせた幹線工事です。
一部を地中に埋設して壁面に幹線を立ち上げています。
3相200V1.8馬力の業務用エアコン手元開閉器を壁面に取付けて低圧電力引込み工事が完了です。
ご依頼いただき誠にありがとうございました。
当店では、お客樣に合ったより良い工事のご提案をさせていただき丁寧な施工で安全安心に「第一種電気工事士」が責任をもって作業を行っておりますので、お気軽にお声がけ下さい。