以前、金型工場をしていた建物を借りこの場所で自動機械製造作業をされるお客様から低圧電力設備のご相談を頂きました。
今回の設備内容としては製作した機械を試験運転するときに必要な接地3P20A動力コンセントと接地3P30A動力コンセントを設けて元々付帯していた2.3HP業務用壁掛けエアコンを動かすための動力設備になります。
三相200Vの引込線、幹線、メーターボックス、ブレーカー、カバースイッチ(CKS)が残されており使えるものはすべて再利用して改修工事を行う施工計画を立て着工しました。
一部を除きほとんどの電源線は再利用出来ましたが年代物のカバースイッチ(CKS)はブレーカーに取替え設備内容に合うように改修工事をしています。
当店ではムダな工事は省いてメリットある施工の提案と出来る限りお客様のご要望に則った設計施工をしています。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
当店では丁寧な施工で安全安心に『第一種電気工事士』が責任をもって作業を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
施工地域:大阪府八尾市【自動機械製造会社 D社様】
工事内容:三相200V動力設備改修工事(電力申請含む)
主開閉契約していた改修前の漏電ブレーカーです。定格電流値15Aだと確かに基本料金は低く抑えられますがこれだけ電気容量が少ないと実際、定格電流値を上回らずに機械を稼働出来たかどうかは疑問です?
エアコンの室外機に赤丸のカバースイッチから三相200V電源を送っていた電源線及び残り1箇所の電線と幹線を残して不要な送り電線を整線しカバースイッチ(CKS)はすべて撤去してブレーカーに取替えます。
木板に取付けられている動力コンセントなどの機器類も改修するためこちらもすべて撤去です。
改修のため撤去したカバースイッチ、漏電ブレーカー、ハイプロ、コンデンサー、接地3P15Aコンセント、接地3P20Aコンセント類です。集積させるとレトロ感が漂っていますね。。。
改修前に主開閉契約していた3P15Aの漏電ブレーカーから3P60Aの漏電ブレーカーに改修しています。引込線と幹線はCVT14SQという太い電線を使用しており許容電流も十分なので再利用しています。
左側ブレーカー3P60Aの二次側より動力コンセント2箇所と右側エアコン専用ブレーカー3P30Aへ電源を送っています。改修前に比べてかなりスッキリしました。
改修前は動力コンセントが上下2個取付けられていた箇所もご覧のように3P30A手元開閉ブレーカーと接地3P30A動力コンセントに改修しています。
接地3P30A動力コンセント部分の画像が途切れてしまいましたが、この箇所の全体像です。
少し離れた箇所にも3P20A手元開閉ブレーカーと接地3P20A動力コンセントを取付けています。こちらも既設の電源線再利用しています。
三相200V電源を投入するまで動くかどうか分からなかった三菱重工冷熱の2.3HP壁掛けエアコンでしたが勢いよく動き一安心です。