一体型リモコン(浴室暖房換気乾燥機+照明)が動作せずスイッチを押しても浴室の照明器具が点き放しの状態で消灯しない修理のご相談を大阪市東成区のT様よりいただきました。
当初、当店の施工事例でメーカー名と型番が全く同じ浴室暖房換気乾燥機(3室タイプ)交換をご覧になられ経年劣化による故障ではないかとお客様が判断され本体取替えのご依頼でしたが、詳しく状況をお聞きしたところ原因が分かり照明スイッチを分離させることで解決しました。
当時、マンション建設専門のゼネコン向けにシンワハイテック(現在はマックスに吸収合併)が販売した商品で、操作リモコンが(浴室暖房乾燥機+照明)が一体型になっているのが特徴です。
リモコンを一体型にすることにより浴室の照明スイッチを設ける手間が省けると考えたかどうか分かりませんが、トラブルが多いこともあり現在は照明スイッチを別に設ける施工になっています。
設置してから15~6年経過しているシンワBS-655浴室暖房換気乾燥機ですが、動作確認では浴室照明のスイッチ以外は正常に動作しており本体交換の必要はありません。
本体側に接続している照明端子台のリレー接点の溶着(くっついて離れない)で照明が点き放しの状態になっており浴室照明スイッチをリモコンとは別に増設して配線を行い分離させる対策を行っていますが、新しく本体を交換する際も必要な工事で無駄にはなりませんのでご安心下さい。
(シンワハイテック対象品番 浴室暖房換気換気扇 )
BS-655・BS-651CL・BS-656L・BS-651TWH・BS-650L・BS-651L・BS-651TW
上記の品番においてリモコンの浴室照明スイッチを操作しても、浴室照明が点き放し(リレー接点が溶着)浴室照明が点かない(リレー接点が導通しない)症状があります。
対策としては、この施工事例と同じように浴室照明スイッチをリモコンとは別に増設する工事で対応しています。
照明が点き放しの状態で漏電の心配をされていたようですが、これで安心にお使いいただけるようになりました。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域:大阪市東成区T様邸【分譲マンション】
工事内容:一体型リモコン故障に伴う浴室照明のスイッチ増設工事
故障品番:シンワハイテック製 BS-655浴室換気乾燥機一体型リモコン
工事部材:パナソニック ワイド21 ほたるスイッチ部材1式
照明器具が点き放し状態になっている浴室照明です。
シンワハイテック製BS-655浴室暖房換気乾燥機と浴室照明を操作する一体型リモコンです。
15~6年ほど前に取付けられたシンワハイテック製BS-655浴室暖房換気乾燥機ですが暖房、換気、乾燥の点検を行いましたが正常に動作しており、まだまだ使える状態なので交換する必要はありません。
本体側に接続している照明端子台のリレー接点が溶着しているのが原因です。この浴室暖房換気乾燥機ですが設置箇所によっては本体が天井にくっつくほどの状態になっているともあり本体を外さないと電線が抜けないことがあります。
ボード開口と入線を行い照明スイッチの増設準備を行います。
グレーの電線が新たに設ける照明スイッチの電源線です。
本体から外したブルーの電線と増設したグレーの電線を接続して電源を送ります
浴室暖房換気乾燥機一体型リモコンの上に浴室照明のスイッチを増設しました。スイッチの位置が分かりやすいようにホタルスイッチを採用しました。
これで浴室照明のON/OFFが可能になり、ひじょうに喜んでいただきました。