電圧100Vに改造した中国製手動式アイロンプレス機を使用するため専用コンセント増設工事のご依頼をいただき大阪市浪速区のT商事様にお伺いしてきました。
もともと中国では電圧220V、周波数は50Hzで使っていたものを100V仕様に改造しているため当然ですが高容量になっています。
説明書では100V仕様で2500Wの電気容量が必要となっていて100Vで使えるコンセントとしては、今のところ日本の配線器具では最大容量20Aまでしかなく対応可能な配線器具がありません。
そこで海外製品(アメリカン電機)になりますが、電圧100V仕様で接地型2P30A引掛けコンセントを使い手動式アイロンプレス機側には差し込みプラグを取付けて工事しました。
分電盤に2P30Aのブレーカーを増設して電源を確保してから曲がりくねった壁面に通常よりも太い電線をモールに収めて露出配線で15mほど先の取付け位置に専用コンセントを増設しました。
施工地域:大阪市浪速区T社様【Pテナントビル】
工事内容:100V30A専用コンセント増設工事
鋼板製テナント用タテ型の埋込み分電盤です。
分岐が12回路しかありませんが、住宅分電盤と比較すると縦横寸法が大きく違います。
垂直方向に向かって配線してある灰色と緑色の電線横の分電盤中扉と壁面を加工して新たに電線ルートを作ります。
空いているスペースに2P2E30Aブレーカーを増設して主幹ブレーカーの二次側より100V電源を確保しました。白色と黒色の電線を専用コンセント取付位置まで配線していきます。
左側の分電盤から垂れ壁、柱など凹凸のある壁面にモールを取付け電源線を収める作業です。
これが結構時間がかかる地味な作業なんです。。。(汗)
下側左右水平部分が新しく取付けたモールです。既設モールに入線してあるアース線を分岐するために長方形のジョイントボックスを取付けました。
125V接地型2P30A(アメリカン電機)引掛け専用コンセントを増設しました。
中国製手動式アイロンプレス機側の差込みを接地型2P30A引掛けプラグに取替えて右壁面のコンセントにプラグを差し込めば完了です。
当店に、ご依頼いただき誠にありがとうございました。