鉄スクラップ、鉄屑、非金属製などを集積して選り分ける会社の大阪市大正区R社様から電灯引き込み工事と動力引き込み工事のご依頼をいただきお伺いしてきました。集積した金属類を細かく分別する作業で三相200Vの機械を使うための動力引き込み工事と照明器具、コンセントを使う電灯引き込み工事です。
電灯については仮設のコンテナハウスに分電盤、照明、コンセント類が既にあるのでこれらの機器が問題なく利用できるかどうかの点検も同時に行ないます。
重要なのは動力引込み工事の方で、どういった機械を何台お使いになるのか、お聞きしてからでないと適切な設計が出来ません。
将来のことも考慮して過剰、過小設備にならないように十分にヒアリングを行ない適切なご提案をさせていただくことが動力工事の重要なポイントです。
打合せの結果、こちらの作業所でお使いになられるのは3Φ200V動力のシャープカッターだけとのことでした。
大きな機械で場所をとるため必要なときだけ奥から出してきて使用したいとのご要望です。
ご要望通り電源は固定せずに機械が移動することを想定して動力分電盤を製作しました。
施工地域：大阪市大正区R社様
工事内容：電灯引込み工事・三相200V動力引込み工事・動力分電盤工事
こちらが作業所のコンテナハウスです。
コンテナハウスの左側面から電灯・動力を引込みます。
左側1階コンテナの奥に動力分電盤を取付けて同じ壁面に電灯分電盤を移設します。
引き込みL型アングルをコンテナに溶接してから電灯・動力線の引き込み配管工事を行いました。
これで電灯・動力の引込み準備が完了です。
電力会社が柱上トランスから引込み積算電力計がついたら電気が使えます。
左が新たな動力分電盤・右上が違う場所に取付けてあった電灯分電盤を再利用して移設しました。
動力分電盤です。
左が主幹の漏電ブレーカー、右側がシャープカッターのブレーカーです。
移動しても簡単に電源を接続出来るようにハーモニカ端子を使っています。
元々コンテナハウスに取付けてあった電灯分電盤です。
照明・コンセントの点検を終えたあと移設してブレーカー1次側の電線を接続しました。
ご依頼いただき誠にありがとうございました。
当店では、お客樣に合ったより良い工事のご提案をさせていただき丁寧な施工で安全安心に「第一種電気工事士」責任をもって作業を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
