トイレ換気扇交換工事のご依頼をいただき東大阪市I様邸にお伺いしていました。
故障で動かなくなったのが三菱V-10Z4(1978年製)です。
遡ること38年前に取付けられた年代ものですが、ここまで持ち堪えたとは驚きです。
現在の機種とは大幅に違いこの当時の換気扇は施工性が悪く取付け位置によっては取り外しがひじょうに厄介です。
現在ならダクト接続口がスライドするので天井面から本体を取り外せますが、古い機種になるとダクト接続口が本体にビス止めされているため、まずこの部分のビスを外さないと本体も取り出せないようになっています。
トイレには珍しく天井点検口が設けられていましたが、障害が多く作業スペースが確保できないため撤去するのに時間を要しました。
施工地域:東大阪市I様邸【分譲マンション】
工事内容:トイレ換気扇交換工事
故障品番:三菱V-10Z4(埋込寸法180mm角・適合パイプΦ100mm)
交換機種:パナソニックFY-17C7 定価¥14,904円(税込)
三菱V-10Z4(1978年製)故障して動かなくなったトイレ換気扇です。
通常の埋込換気扇とは異なりダクト接続口がスライドしないので本体を簡単に取外せません。
ダクト接続口の凸部分が障害になっています。
通常であればこのようにダクト接続口がスライドするので本体が簡単に取外せる構造になっています(画像は構造説明のためのものでこの現場のものではありません)
先行取付け(換気扇本体を取付けてからボードを貼る方法)で施工されており、おまけにハメ殺し状態(簡単に撤去できない)になっていました。
天井裏からこの丸いダクト接続口を外せれば本体を撤去できるのですが、ビスの位置までドライバーが届かず作業が難航しました。
四隅の折り返しツバを垂直にして一旦天井裏に引き上げます。
ダクトが障害になり取外した換気扇の取出し作業も一苦労です。
コンセントにプラグを差して電源を確保していましたが、こちらの方も改修します。
少し時間がかかりましたが、新しいトイレ換気扇に交換しました。
当店に、ご依頼いただき誠にありがとうございました。