大阪府泉大津市のお客様よりトイレ換気扇から異音がしているとのことで交換のご依頼をいただきました。
作業前に動作確認するとモーター音の異音とまではいかない程度の動作音です。
テッシュを1枚近づけて見ても経年劣化でモーターは弱っていますが、それなりに吸込みが出来ている状態でした。(かなり弱いですが)
『ん?おかしいな~』
お客様にお尋ねすると換気扇本体のファンに付着していたホコリを掃除したところ異音が少し改善したとのことでした。
今回は先行取付けされているので、換気扇回りの天井材をカットしてから本体の取外しを行い確認すると風圧シャッター回りにホコリがびっしりと纏わりついていました。
異音の原因を探ってみると室内側にダクトを通して外気が逆流しないようにする本体の風圧シャッターが固着して半開きになっていたのが異音の原因だと考えられます。
例えれば唇を狭めて口笛を吹いているようなことが、風圧シッターで起こっているとイメージしていただくと分かりやすいかと思います。
風圧シャッターが半開きなっていたのと溜まったホコリなどが影響を及ぼしバタバタした異音が発生していたと思いますが、お客様が本体のホコリを掃除したときに風圧シャッターが少し動いて一時的に異音が減少していたのではないでしょうか。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域:大阪府泉大津市 S様邸【分譲マンション】
工事内容:トイレ天井埋込換気扇交換及び天井材開口(先行取付けのため)
故障品番:三菱 VD-10Z4(埋込寸法180mm角・適合パイプΦ100mm)
交換機種:三菱 VD-10ZC10 定価¥15,660円(税込)
異音がしている三菱VD-10Z4天井埋込換気扇です。先行取付けされているため天井ボードを切り取ってから本体を外す作業になります。事前にファン回りのホコリを掃除されていたので見た目は綺麗ですが・・・
まず、本体取外しに最適な寸法を割り出して天井ボードに切り取り寸法を罫書きます。
折返しのツバ部分が現れるまで天井ボードを切り取ると本体の取外しが可能になります。
本体を取外すと、かなりのホコリが付着しているダクト接続口です。
ホコリだらけで分かり辛いと思いますが円盤の形をしていて吸い込み時の風圧で開き、換気扇が止まると閉じて外気が逆流しないようにする風圧シャッターです。通常は息を吹きかけても開閉するものですが、指で掴んで動かしてもかなり固く完全に固着していました。(異音の原因は固着した風圧シャッターと溜まったホコリが主な原因でした)
風圧シャッターがスムーズに開閉していなかったこともありダクト内部のホコリは微微たるものでした。新しい換気扇を取付けて工事完了です。