商業ビルのトイレについている換気扇の交換になりますが、かなり古いタイプの三菱製品は通常では簡単に取り外せない構造になっています。
いたって普通の換気扇ですが発売時期が1971年で半世紀以上前に取付けられた三菱V-10Zという型番の商品です。
古さは問題ではなく昨今の換気扇とは違い本体とダクト接続口が分離しない構造になっているため隣に天井点検口がない場合は本体を分解して取り出す作業になります。
同じ機種の交換は何度も経験していますが、固定しているダクト接続口を外すのに分解して天井裏で函体を転がす作業が加わるため通常より多くのホコリが散乱することになります。
本体に接続してあるダクトを隙間からアクセスして切り離し本体を分解しながら換気扇を交換する特殊事例になります。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域:大阪市西区京町堀 Pビル様【テナントビル】
工事内容:トイレ天井埋込換気扇交換
故障品番:三菱 V-10Z(埋込寸法180mm角・適合パイプΦ100mm)
交換機種:三菱 VD-10ZC14 商品定価¥20,700円(税抜)
(埋込寸法180mm角・適合パイプΦ100mm)
発売時期が1971年の三菱V-10Z天井埋込換気扇がトイレについていましたが、半世紀以上動いていたとは信じられないくらいの耐久性です。ものづくりの考え方が当時と今ではかなり違いがあったように思います。
左側上下2箇所と上側左右2箇所で本体を止めていて通常であればビスを外すとスンナリと本体を外せるはずですが、ダクト接続口が分離されておらず本体側にビス止めされているためこの状態だと天井から本体が抜けません。
ユニットバスのように換気扇の横に天井点検口があれば問題ありませんが、左側にビス止めされている約30mmほどの凸部分が引っかかりこの状態で本体を引き下げることができないためシロッコファンを外し軽くしてから天井内で向きを変える準備をしたところです。
本体を固定していた箇所を垂直に折り返して本体を引き上げて隙間からアクセスしてダクトを切り離しました。
函体だけになった換気扇を天井内で向きを替え凸部分のダクト接続口のビスをはずしてから180mm角の開口から引き下げると本体が抜けるようになります。
矢印が取外しの障害になっていたダクト接続口の凸部分です。長年のホコリが溜まった状態で換気扇の向きを変えるためこの機種との交換作業ではかなりホコリが散乱します。
古い換気扇の取外しに手間がかりましたが、取付けはスンナリ秒殺です(笑)
吸込みパネルを装着して終了です。吸込みテストも勢いよく合格です!!