コンセントの不具合で主な修理は差込口が一部焼けたり溶けたりする状態がほとんどですが、その中でも今回はかなり酷い状況の事例です。
『ぱっと』見ただけでも差込口が溶けて塞がりカバープレートを外してみると・・・
全体的に溶けていて明らかにコンセントから出火した形跡がありました。
たまたま難を逃れましたが悪条件が重なると火災が起きてもおかしくない状況です。。。
お客さまの説明では夏はウィンドウエアコン、冬は電気ヒーターの電源として使用されておりコンセント回りには荷物がびっしり入っていてプラグ差し込む隙間もあまりなくホコリが原因だったのではないかとおしゃっていました。
いわゆるトラッキング現象なのか?コンセントが古いのが原因なのか?特定はできませんが大事に至らず幸いです。
コンセントにも原因があると思いますので、あまりにも古くなったものはこのような状態になる前に交換されることをオススメします。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域:堺市堺区三宝町 K様邸【分譲マンション】
工事内容:洋間コンセント交換工事
交換品番:パナソニック WKS112露出ダブルコンセント 部材定価¥550円(税抜)+
WN6091Wモダンカバープレート 部材定価¥260円(税抜)
1970年代に使われていたナショナルハイ角連用ダブルコンセントです。ぱっと見ただけでも溶けているのが分かるくらい酷い状態でした。
カバープレートを外して確認すると・・・怖ぁ~!!表面が完全に溶けてまるで火災現場跡のようにグチャグチャな状態です。
下の非接地側電線の絶縁被覆が数センチ溶けていましたが辛うじて針金状態で電圧がかかっていました。
上下の止めビスが錆でまったく回らず外れないのでこの箇所は使わず違う交換方法にします。
美観も考え色々試作して見ましたが、電線の外側被覆を剥いて外径を細くしないと開口箇所が全体的に隠れないためこのような方法をとっています。