
エアコン専用コンセントを増設する際、古い分電盤も同時に交換した事例です。現状の分電盤は主幹40A+6回路ですが、頻繁にブレーカーが落ちるため20数年前にブレーカーを1個増設して専用コンセントが設けられていました。
分電盤外に増設してあるブレーカーの隣に取付けるのは可能ですが、それでは見栄えが悪く綺麗に見せるには増設ブレーカーをBOXに収納して取り付ける方法もあります。
これ以上の増設予定が無いのであればアリですが、不明瞭な場合は予備スペースがある分電盤に交換することをオススメします。
今回は分電盤にブレーカーを増設する予備スペースが無かったのと古くなっていることもあり交換させていただくことになりました。
因みにパナソニックの資料では住宅分電盤は13年が交換の目安と記載されています。
これはブレーカー寿命から算出した極端な目安ですが、実務レベルだと25年以上使われているのであれば予防設備として交換された方がベストだと思います。
気にせず30年以上前に設置した分電盤を運良く不具合もなく使われていることもありますが、一旦故障すると前触れなく突然、照明、冷蔵庫、給湯器など電気が必要な機器はすべて使えなくなります。
故障内容は様々ですが、分電盤を交換するとなると現場確認、商品手配と施工準備を含めると最短でも3~4日後になりますので気になる場合は当店にご相談下さい。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
当店では丁寧な施工で安全安心に『第一種電気工事士』が責任をもって作業を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
施工地域:大阪市平野区瓜破 A様邸【戸建住宅】
工事内容:住宅分電盤交換
交換商品:パナソニック住宅分電盤
主幹60A 10+2 BQR86102 商品定価¥41,400円(税別)
各部屋にエアコンを設置するとかキッチン回りで白物家電を多く使うなどの想定が無かった時代に建てられたほとんどの住宅の分電盤は分岐回路が少ない特徴があります。
現状、主幹ブレーカー40A+6回路です。頻繁にブレーカーが落ちるので左上に専用回路を20数年前に増設したようです。
主幹ブレーカー40Aでしたが、上側に接続されている赤白黒の幹線サイズがVVR14SQを使われていたので許容範囲である60Aに容量アップします。
主幹ブレーカー60A+9回路で2回路は増設ブレーカーです。まだ3回路分余裕があるのでブレーカーを増設してもこの分電盤に収まります。
ブレーカーもコンパクトになり綺麗になったのではないでしょうか!
扉を閉じるとブレーカが露出していないのでスッキリしました。