マンションを一棟所有されているオーナー様より建物が古いこともあり賃貸しているユニットバスには自然換気口しかなく湿気で建物の傷みが激しいため浴室換気扇の取付けが可能かどうかのご相談内容になります。
自然換気といってもユニットバスの天井に100mmの通風孔を設け外部と繋がているだけの簡易的な設備なのでなかなか湿気が逃げず逆に冬は外気が入ってくる寒い浴室です。
ユニットバスに窓でもついていれば湿気を気にしなくてもよいのですが、窓が無いので強制的に換気しないと常に水気がある状態が続くため黒カビが増殖して建物を傷めていたと思います。
事実、洗面脱衣所回りにまでたくさんの黒カビが増殖していました。このような状況では強制的に換気して黒カビが発生する湿度を作らないことが重要です。
ユニットバスの点検口から天井裏を覗き換気の吐出口、電源確保のスペースなどの確認を行い可能であるとオーナー様にお話して後日、浴室換気扇の取付け工事を行った事例になります。
エコサポートにご依頼いただき誠にありがとうございました。
施工地域:大阪市住之江区緑木【M様所有マンション】
工事内容:浴室換気扇取付及び換気扇スイッチ増設・換気ダクト改修工事
取付商品:パナソニックFY-17C8 商品定価¥19,400円(税抜)
(埋込寸法177mm角 適合パイプΦ100mm)
このユニットバスには給排気グリルのみで強制的に換気出来ない単なる通風孔のみ設けられています。
給排気グリルを外すと外部と繋がっている通風孔が現れます。
この位置で塩ビパイプを切断します。
ユニットバス天面を180mm角開口して埋込換気扇が取付け出来るように作業をします。
埋込換気扇取付け木枠を強力な接着剤を塗布して取付けています。
浴室換気扇を取付けて塩ビパイプとアルミダクトを接続すれば自然換気とはおさらばです(笑)
電気工事に移ります。建物が古いので『ハイ角』という呼称の照明スイッチが使われていました。
このモジュールに換気スイッチを増設すると本数が足りないので電線を入れ替えます。
上は照明用で下に換気スイッチを増設しています。換気スイッチは消し忘れ防止のため回っているときは赤の表示ランプが点灯するパイロットスイッチを取付けています。
通風孔しかなかったユニットバスにやっと換気扇が取り付きました。自然換気とは違い強制的に湿気を吐出するので建物の傷みもかなり軽減すると思います。