当店の施工事例をご覧になられた大阪市東成区のお客様より浴室換気扇交換のご依頼をいただきお伺いしてきました。
入居されてから29年間一度も故障せず今回が初めての換気扇交換です。
あまりお使いになっていなのかなぁ?と思いきやユニットバスには窓が無いので換気しないと家中湿っぽくなるのでほとんど回しているとのことでした。
使用頻度、状況などにより異なりますが、通常はよくもって10~15年が限界です。
しかし、これだけ耐久性のある換気扇は珍しく当たりの換気扇だったのでしょう(笑)
いつも通リサクサクと交換しようとルーバーを取外すと四方をアルミテープで塞いでいます。
なにか臭うぞ~
やはり・・・
通常は換気扇本体を天井下から天井裏に向かって取付けるのですが、本体を天井裏に置いて取付けてあるため段差を隠すのにアルミテープで誤魔化した感じがします。
自在に曲がるアルミダクトと違いビニルダクトを使用しており通常の施工方法だと手間がかかり過ぎるため安易な方法で取付けたのではないかと推測します。
確信的なのか知らずに施工したのか真偽は判りませんが、何も知らずに使われていたお客様のことを想うと同じ工事業者として憤りを感じます。
今回のケースではマンションの付帯工事部分なのでどうしようもありませんが、商品の売買と違い施工が絡むものは安売りより『安全』な業者に依頼されるのが重要なことです。
施工地域:大阪市東成区N様邸【分譲マンション】
工事内容:浴室/トイレ二部屋用換気扇交換工事
故障品番:ナショナルFY-24BPK(埋込寸法240mm角・適合パイプΦ100mm)
後継機種:パナソニック FY-24CPKS7 / 定価¥24,516円(税込)
29年お使いいただいていたナショナルFY-24BPKです。
これだけの長期間動いていたとは奇跡です。
アルミテープを剥がすとご覧のように天井裏から開口部分に向かって本体を被すように取付けてありましたが、明らかに施工不良です。
天井裏に本体を置くような感じで取付けられているのが分かっていただけるかと思います。
二部屋用換気扇なので右側がトイレで浴室換気扇本体を挟んで左側が外部に排気するダクトです。
本体を取外すとダクト接続口回りに綿ホコリがビッシリ溜まっていました。
やはり年月通リのホコリです。
本体を取り外してからビニルダクトも一旦外します。
ビニルダクト内部の汚れがひどく右側をアルミダクトに取替えて30cmほどの長さしかない左側ダクトは内部を綺麗に清掃してから再利用して換気扇本体を交換しました。
少し時間がかかりましたがルーバーを取付けて吸込みテスト良好です。
N様には色々とお気遣い下さり感謝すると共に、ご依頼いただき誠にありがとうございました。