ダクト接続口の不具合箇所

浴室と洗面所の2部屋を同時換気している埋込換気扇三菱VD-15ZFの交換工事を大阪府和泉市のお客様からご依頼いただきました。

少し余談になりますが当店に連絡いただく前に業種別に業者を集めた某ポータルサイトの業者に問い合せたところ故障している換気扇の後継機種の商品とダクトを接続するときに使うアルミテープもお客様の方で段取りしてほしいと言われたようです。

一般のお客様がお分かりになるはずがなく『これはへんやな~』と思われ当店に連絡いただいたわけですが、仮にお客様が商品を用意できたとして間違った換気扇だった場合、どのように対処するか疑問です。

また、消耗品でもあるアルミテープまで要求するとは業者としてありえへんことです。

集めた業者をポータルサイトに掲載して紹介料を搾取するシステムですから運営会社からすれば業者の質なんか関係ないんでしょうね。

それはさておき本体の取り外し作業にかかろうとユニットバスの点検口を開けたところアチャ~・・・
まず目に飛び込んだのが副吸込側のダクトが抜け落ちている状態を発見!いつ外れたかは分かりませんが洗面所の換気機能が失われてたまま使っていたことになります。

次に排気側のダクトを確認したところシャンプーやリンスの湿気が混ざった酸の影響でアルミダクトに虫喰いのような小さな穴が所々開いておりアルミテープで補修してもすぐ違う箇所が同じような状態になり
換気扇を交換しても実際は天井裏で湿気を排出していたという状況になりかねません。

今回は現状をご確認いただき排気側のアルミダクトを交換しています。

長年浴室換気扇を使っていると天井裏のアルミダクトが劣化して傷んでいることが多々ありますので可能であれば換気扇のお掃除のついでに年1回点検口を開けてダクト点検をされることをお勧めします。

ちなみに某ポータルサイトの業者だったらどう対応したか疑問です。考えてだけでぞ~としますが・・・

エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。

施工地域:大阪府和泉市 M様邸【分譲マンション】
工事内容:2部屋換気扇天井埋込換気扇 / アルミダクト交換工事
故障品番:三菱 VD-15ZF(埋込寸法260mm角・適合パイプΦ100mm)
交換機種:三菱 VD-15ZFC10 定価¥24,000円(税別)

 

三菱VD-15ZF埋込換気扇

外観は30数年使っていたとは思えないほど綺麗な状態の1989年製三菱VD-15ZF(2部屋用換気扇)です。

 

三菱VD-15ZFシロッコファンに付着したホコリ

本体を固定しているビスの頭に錆とシロッコファンの羽根部分にホコリが付着していますが使用年数からから考えるとこまめにお掃除をされていたと思います。残念ながら故障して動いていませんけどね(苦笑)

 

ダクト接続口の外れ

本体取り外し作業で点検口を開けたところ『アチャ~』・・・副吸込側のアルミダクトが外れています。この状態がいつ発生したかは不明ですが洗面所の換気機能が失われていたようですね。

 

アルミダクトの不具合

こちらは湿気を外部に吐出する排気側のアルミダクトです。シャンプーやリンスに含まれる酸が混じった空気が原因でダクト接続口に近いアルミダクトの肉厚が薄くなり酸化して白くなっている箇所が所々見受けられます。

 

アルミダクトの虫食い箇所_R

丸印の部分に虫喰いのような微小な穴が開いていました。矢印部分はマイナスドライバーの先で軽く触れただけで亀裂するひじょうに悪い状態でしたので今回はアルミダクトを交換しました。

 

排気側アルミダクト交換後

経年劣化で傷んでいる箇所をアルミテープで補修して再利用できる場合と出来ない場合があります。こちらの現場は傷みが激しく補修してもまた違う箇所に亀裂や虫喰いができて天井裏で湿気を吐出する可能性があるため今回はアルミダクトを交換させていただきました。

 

洗面所側ダクト接続口

アルミダクトが外れることがないようしっかりアルミテープで巻きつけた副吸込側です。

 

三菱VD-15ZFC10浴室換気扇に交換後

三菱VD-15ZFC10に交換後、吸込みテストをして完了です。