浴室換気扇からガラガラと変な音がしたり轟音が聞こえ出すと故障になるシグナルで数日のうちに止まってしまいますが、頻繁に修理や交換をする機器ではありませんのでいざとなったら『実際どこに換気扇交換頼んだらいいの？』と大半の方が迷われるようです。
そこで工事業者の知合いがないか友人や知人に聞いたり近所の電気屋さんに相談したりインターネットで探されたりして奔走されると思いますが、注意点として業者が掲示している安価な料金に惑わされずに工事内容をしっかり把握してから依頼するようにして下さい。
多くのユーザーは『壊れた浴室換気扇を交換するだけ』の作業なのに工事内容？
なんやねんそれ・・・と思われがちですが
ご説明すると本体から吸込んだ湿気を100mmのダクト管を通して外部に吐出させる単純な構造ですが、年月が経過すると工事事例でも多くご紹介していますが、ホコリが泥状に固まってダクト内を詰まらせていることが多く掃除をせず新品に交換すると換気能力が半減してしまうからです。
次に浴室換気扇排気管の多くはアルミダクトが使われており水道水に含まれる塩素やミネラル成分がアルミニウムと反応し腐食を起こして白い粉が吹き最後は亀裂した箇所から漏れた湿気が外部ではなく天井裏で駆け巡っていたということになり兼ねませんので再利用出来るかどうかの点検が重要事項です。
多くのユーザーからすれば初めてのことなので業者の工事内容なんか聞くことはないと思いますが、盲点を突いてダクト掃除と点検作業をやり過ごし安価な料金で本体交換だけする業者もありますので工事内容だけはしっかり聞いてから依頼するようにして下さい。
当店ではダクト交換については追加料金が発生しますが、標準工事にはダクト清掃も含んだ料金で掲示しておりますのご安心下さい。
今回は浴室換気扇交換と一緒にアルミダクト交換も行った事例です。
本体から約40cmほどの周囲に白い粉が斑点状に腐食している箇所があり現状では亀裂もなく再利用も可能ですが状態から推測すると交換した本体より先に劣化することが予想されるため今回予防工事としてアルミダクト交換をさせていただきました。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域：大阪府高石市 D様邸【戸建て住宅】
工事内容：浴室換気扇交換 / アルミダクト交換工事
故障品番：日本電興 UB-17HN（埋込寸法175～180mm角・適合パイプΦ100mm）
交換機種：パナソニック FY-17C8 定価￥14,500円(税別)
フラットな吸込みパネルにメーカーと型番の記載が無い故障して動かない浴室換気扇です。三菱ならパネルにV～から始まる記載がありすぐ分かりますが、その他は換気扇本体内側に記載シールが貼ってあります。
吸込みパネルを外すと本体内側に日本電興UB-17HNメーカーと型番を記載したシールが貼っていました。三菱、パナソニック、東芝、日立などがユニットバスメーカーにOEM供給している場合は相手先の型番になっています。この浴室換気扇のメーカー名を初めて知りましたがお客様が資料を保管されていたので詳細が分かり助かりました。今ついている換気扇型番をお聞きするのは埋込開口寸法の確認のため必要だからです。
まず、電線を切断して電源を切離します。
浴室換気扇交換で最も重要な箇所がアルミダクトの点検です。浴室の湿気を取る際、水気がダクト内を通過するので年月に関係なく環境、使用状況に大きく左右され現場ごとに劣化具合もバラバラです。凹みの白い粉になった斑点箇所が劣化部分で数年の内に亀裂が入り穴が開くと思います。
傷んでいる箇所を切断してダクト内のホコリを除去したところです。
スパイラルダクトの差込用継手を使い切断した箇所からアルミダクトを繋げました。
開口寸法が同じ177mm角のパナソニックFY-17C8埋込換気扇に取替えて完了です。
換気テスト合格です！！ご覧の通りビニールを強力に吸いこんでいます～
