ブレーカーのツマミが何度も落ちて倉庫の電動シャッターが開けられず漏電を心配されたお客様より原因調査のご依頼いただいた内容になります。
まず簡易的な方法で分電盤全てのブレーカーを落として主幹ブレーカーのみONにしてから上下についている分岐ブレーカーを数秒ごとに順番に上げていきます。
仮に漏電している回路があれば検知機能が動作して主幹ブレーカーが落ちるといった仕組みになっているので比較的簡単に確認できます。(頻繁にブレーカーが落ちるときには有効手段です)
しかし・・・調査では何度も落ちる状態を通り越して主幹ブレーカーのツマミ自体が上がらなくなってしまいました。
そこで絶縁抵抗計を使って漏電している箇所があるかどうかの測定と電圧をチェックを行ないましたが、すべて良好で全く問題ありませんでした。
あと考えられるのはブレーカーの故障しかありません。
ただ比較的新しい部品だったのでブレーカーの故障は考えずらく他の原因を探りましたが検討がつきません。
ブレーカーを交換して復旧するかどうか分かりませんでしたが、商品を段取りして交換してみたところ何もなかったかのように主幹ブレーカーのツマミも上がり無事復旧しました。
古いブレーカーだと漏電でなければ誤動作でツマミが落ちることはありますが、比較的新しい部品がこのような状態になるとは想像できませんでした。
部品の個体差があったかもしれませんが、古くなくても故障するもんだなと改めて勉強させられました。
エコサポートにご依頼いただき誠にありがとうございました。
当店では、お客樣に合ったより良い工事のご提案をさせていただき丁寧な施工で安全安心に『第一種電気工事士』が責任をもって作業を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
施工地域:大阪市浪速区幸町 K社様物流倉庫【鉄骨2階建】
工事内容:漏電調査及び漏電ブレーカー取り換え工事
交換部材:テンパールGBU-73・1KC 3P2E75A漏電ブレーカー 定価¥22,800円(税抜)
分電盤に大きなブレーカーが3個付いています。調査の結果、左端の電灯側主幹漏電ブレーカーの故障で何度もツマミが落ちて『電動シャッターの開閉』ができなくなっていました。真中のブレーカーは2階への電灯送り、右端が荷物用リフトの三相200Vブレーカーになります。
故障して誤動作を何度も繰り返す漏電ブレーカーを今から取り換えます。
このメーターボックスの中に入っている電力量計から幹線を外して電気を遮断する予定でしたが、隣地のフェンスに阻まれ扉が開かず作業を断念しました。
電力量計側で電気を遮断できなかったので電線を1相ずつ慎重に絶縁して活線(電気がきてる状態)でブレーカーの取り外し作業を行います(怖~)
新しい漏電ブレーカーに取り換えて電線を接続して完了です。交換しても見た目は全く代わり映えしませんが。。。(悲)電圧、絶縁を再度確認をして無事復旧しました。