大阪市西区のお客様より中間ダクトファン交換のご依頼いただき画像を見た瞬間、現状の取付けに違和感を感じ確認のため現地調査したところ予感が的中!!
天井にアンカーが打っていないので本体はボルト吊りしておらず指で少し押せば動き100mmの接続ダクト経に対してトイレ側、洗面側の吸込みグリル共150mmが取付けている状態です。
このタイプのダクト換気扇ですが建物が古いほど天井高さが低く且つ電線、給水菅、ガス菅などが所狭しと障害になって作業に支障をきたすことがありますが、今回は違う形で施工支障がある現場です。
今更ですが、こんな施工で設備検査が合格したのが不思議なくらいです。
ボルト吊りしていないので指で押すと本体が少しぐらついているし100mmの吸込みグリルを取付けるトイレと洗面所には150mmのグリルが取付けられてあるし見たことない施工ばかり・・・
現状でダクト換気扇を交換する場合、ボルトで本体固定できずファンを動かしたとき多少の振動音がする可能性もあることをお客様に説明して了解を得てから作業をしました。
すぐには懸念していた症状は出ませんでしたが、一週間ほどお使いいただいてからのご連絡では振動音もなく吸込みの方も順調な様子で『ほっ』としています。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域:大阪市西区 Y様邸【分譲マンション】
工事内容:中間ダクトファン交換工事
故障品番:旭電業TFM-15 斜流送風機
交換機種:東芝 DVC-12TSB1ダクト用換気扇(中間取付タイプ) 機器定価¥21,200円(税抜)
本体のダクト接続経が100mmですが、吸込み側は150mmのアルミジャバラを無理くり接続しています。勿論トイレ、洗面の吸込みグリルも150mmが取付けてありました。
本来天井に2個所アンカーを打ち吊りボルトで本体を固定されているはずですが、排気側と吸込側ダクトに自在バンドを使い2個所支持してるだけで本体は指で押しただけで動いていました。
腐食して破れていたダクト箇所を切断し異型継手で150mmから100mmに落としてからアルミジャバラを本体に接続します。
現状ではアンカーが打てないので壁側に1箇所金具を取付けて本体がブレナイようにバインド線で固定しています。見た目はもう一つですが・・・ファンのブレ音がしないように対策を施しています。
天井にアンカーを打ち全ネジボルトで本体を吊れば問題解決ですが、定位置では工具が使えないのと使えたとしても上階に振動がして近所トラブルの原因になるため今回のような施工をしています。多少本体が振れて振動音が気がかりでしたが懸念していた症状もなくトイレ、洗面とも問題なく吸込みしているのを確認してほっとしました。