本社ビルと数十メートル先にある塩干加工場のそれぞれに動力設備(三相200V)があり3年程前までは自社で魚を加工をしていて送風機、業務用エアコン、プレハブ冷凍庫などの三相200V動力機械をフル稼働させていたようですが事情が変わり現在では加工をしなくなったとのことです。
その後、電力使用料は確かに激減したようですが3年前から基本料金がまったく変わっていないので『この金額はおかしい~』と思われ低圧電力の契約内容と今実際使っている三相200V機械の詳細な資料を添えてご相談いただいた内容になります。
【今現在の低圧電力契約内容】
本社ビルは21Kw契約で塩干加工場は22Kw契約になっており合わせると43kw×(1kwあたり約¥1133円)で2箇所の基本料金だけで毎月¥48,719円の請求です。
【減設申請後の低圧電力契約内容】
本社ビルで実際使っている3相200V機械は電動シャッター2箇所だけで電気容量は合計で1kwです。
塩干加工場の方はプレハブ冷凍庫1台と電動シャッター2箇所で電気容量は合計で7kwです。
2箇所合わせて減設前は43kw契約だったのが減設後は8kw契約になって基本料金も一挙に下がり毎月¥9,064円になりました。
低圧電力契約も2種類あり機械の電気容量(kw・HP馬力)を合算して基本料金を決定する方式が今回の負荷契約にあたります。
よって電力会社と一旦契約すると使わなくなった三相200V機械があったとしても減設申請を申し込まない限り基本料金は下がりません。
この減設工事は動かす三相200V機械が減って使っていないのに基本料金が変わっていない(不当な契約を継続)しているユーザー様のみメリットがあります。
低圧電力の契約◯◯kwと今使っている三相200Vの機械とを照らし合わせて契約に間違いがないかを再度見直すことも重要です。
但し電気容量(kw・HP馬力)に見合った契約をして動力を使われている場合は基本料金を下げることは出来ませんのでご注意下さい。
今回の作業では実際に使っている三相200V機械の電源ブレーカーのみ活かしその他のブレーカーはすべて取外してから減設申請を行い低圧電力基本料金を大幅に下げています。
エコサポートにご依頼いただき誠にありがとうございました。
当店では、お客樣に合ったより良い工事のご提案をさせていただき丁寧な施工で安全安心に『第一種電気工事士』が責任をもって作業を行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
施工地域:大阪市福島区玉川 M社樣【本社ビル・塩干加工場】
工事内容:低圧電力減設工事及び低圧電力減設申請
塩干加工場についている動力分電盤です。プレハブ冷蔵庫と電動シャッターの電源のみ残します
不要なブレーカーを撤去して屋上に送っている電源を切り離しています。
1階の動力ブレーカーから屋上に電源を送っていた業務用エアコンと送風機の動力分電盤です。
この動力盤から電源を送っていた業務用エアコンと送風機はすでに撤去済みのため不要なブレーカーを取り外しました。
本社ビルの動力分電盤ですがこちらも塩干加工場と同じで電動シャッター電源のみ残します。
作業途中ですが行先を確認しながら1箇所ずつブレーカーを外していきます。
1階の動力ブレーカーより電源を送っていた2階事務所にある動力盤です。
2階事務所の電動シャッター電源だけ活かし残りはすべて撤去して減設工事完了です。電力会社に減設申請すれば大幅に基本料金が下がります。