今回は浴室とトイレを同時換気するごく一般的な2部屋用埋込換気扇交換を大阪府門真市のお客様からご依頼いただきましたが蓋を開けると思わぬ困難が待ち受けていました。。。
この埋込換気扇は読んで字の如く換気扇本体の埋込寸法に合わせて天井面を開口してから取り付けられているもので交換する際は埋込開口寸法が同寸の後継機種を選定するのが基本です。
今ついているのが埋込開口寸法250mm×250mmの日立DS-14BPHVという型番の本体で通常なら後継機種に交換するだけのことですがここに大きな落とし穴が・・・
実は2021年3月末日を以て日立が換気扇事業から撤退したため商品が入手出来ずメーカーに確認したところ他メーカーの商品に取り替えるか日立の販売店で在庫を抱えている店を探すしかないとのつれない回答でした。
先程も申したように埋込開口寸法が同寸でないとキチンと取り付け出来ません。
埋込開口寸法が同じ他メーカーの商品があればいいのですが、この埋込換気扇という商品は各メーカー共埋込開口寸法がマチマチで日立のように突然事業から撤退されてしまうと後継機種の選定に困ります。
存在しないものは仕方ないので埋込開口寸法と吸込風量が近い換気扇を探した結果、最も適合する埋込開口寸法260mm×260mmの三菱VD-15ZFC12を選択しました。
今ついている日立DS-14BPHVの埋込開口寸法は250mm×250mmですが現場によっては微妙に寸法が違うことがあり5mm程度大きめに開口されていれば天井部分を切り取らなくても何とか収まるのではと淡い期待を抱きましたがそんな時に限って数ミリ狂わず開口してあり撃沈です。
最終的には正攻法の作業で10mm幅でL型に切り取り埋込開口260mm×260mmを確保して本体を取り付けています。
日立の埋込換気扇を取り付けられている現場がまだまだありますがこのような作業が追加になるため交換する際は通常より費用がかかることだけご理解下さい。
エコサポートにご依頼下さり誠にありがとうございました。
施工地域:大阪府門真市 T様邸【分譲マンション】
工事内容:2部屋用 浴室/トイレ埋込換気扇交換
故障品番:日立DS-14BPHV(埋込開口寸法250mm角・適合パイプΦ100mm)
交換機種:三菱VD-15ZFC12(埋込開口寸法260mm角・適合パイプΦ100mm) 定価¥25,600円(税別)
浴室側にごく一般的な埋込換気扇の日立DS-14BPHV(2部屋用)が取付けてありましたが換気扇事業から日立が撤退したため埋込寸法が同寸の商品がありません。ちなみに矢印のシールにメーカー名と型番が記載してあります。
ぱっと見ても分からないと思いますがユニットバスを入れ替えしたときのあるある工事を解説します。この現場でもそうなんですがユニットバスを入れ替える前についていた換気扇を流用して取付けられていることがほとんどで接続部材も使わずアルミダクトを突き合わせでアルミテープを巻いており年月の経過と共にアルミテープが浮いて隙間が生じ排気漏れをおこしている事例が多々あります。
本体を取外して埋込開口寸法を実測したところこんなときに限って狂いもなくキッチリ250mm×250mmでした。5mmほどでも大きく開口されていればなんとか取付けられるのにと期待したんですが残念です。
結局10mm幅でL型に切り取り埋込開口260mm×260mmを確保しました。目盛りをつけたら大工さんがよく使う曲尺として使えるのでは・・・笑
玄関扉上の外廊下に吐き出している排気口のホコリもキレイに清掃したところです。
古いアルミダクトと延長したアルミダクトを接続部材も使わず再利用していた箇所を新品に入れ替えています。単体を固定するビスが効くように埋込開口回りにも木枠を取付けています。
左のトイレ側ダクト接続口と右の排気側ダクト接続口にアルミダクトを接続してから本体を取付けます。
古い換気扇とビジュアル的には対して変化はありませんが埋込開口寸法260mm×260mmの三菱VD-15ZFC12(2部屋用)埋込換気扇の取付け完了です。
どうです!!凄い勢いでグイグイ換気しています。ビジュアルが同じなんで写していませんがトイレ側も同じようにグイグイですよ。。。