ファンが回っている音だけで換気しているものと判断しがちですが換気扇の音がうるさい、ファンが回っているのに吸込みが悪い、黒カビが発生しているなどの状態になっていると換気機能がほぼ失われているものと思われます。
こちらのお客様も本体内部を綺麗にお掃除して使われていたようですが取外してダクト内部を点検したところホコリが途中で詰まって実際には換気をしていない状況でした。
悪条件が重なるとダクト内部に溜まったホコリが障害となり臭気や湿気を外部に排出できずに逆流して吸込みグリルから風が吹き出すといった事例もあります。
長年使っているうちにダクト内部に蓄積したホコリが原因で大半がこのような状態になっていることが多く20年以上の長期間、お使いになられている場合は現在ファンが動いていたとしても換気扇本体とダクト交換を含めた取替えをお勧めします。
施工地域:大阪市淀川区I様邸【分譲マンション】
工事内容:トイレ換気扇取替工事
故障品番:三菱VD-10ZS(埋込寸法215mm角・適合パイプΦ100mm)
交換機種:三菱VD-13ZSC10 定価¥21,384円(税込)
故障している三菱VD-10ZSです。三菱の場合10という型番だと通常は埋込寸法が180mmですが、この機種は215mmです。
30年近く使われてたようですが本体をキレイに掃除をされおりホコリがついていませんが取外してみるとダクト内部が大変なことに・・・
ダクト内部の手前にホコリがかなり沈殿していますが奥のVUパイプと接続している箇所ではホコリが溜まりダクトを塞いで詰まっている状態でした。
奥に溜まっているホコリまでは掻きだせないため、あまりにも汚れがひどいときはダクトを交換したほうが良いのですが、接続箇所まで手が伸ばせず交換できないため今回は出来る限り丁寧に内部掃除を行ないました。
電源の接続を行ない埋込換気扇取替えの完了です。本来の換気機能が蘇りました!
当店に、ご依頼いただき誠にありがとうございました。